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2018.08.31

楽天市場内の転換率の向上、離脱を防ぐためには


楽天市場内にネットショップを出店している運営者の方は、どうやったら「転換率を向上できて」、「離脱を防ぐことができるのか」ということが永遠のテーマかもしれません。
こちらの記事では、楽天市場内の食品関係の「転換率の向上」と「離脱を防止する」ための大切な施策について解説します。
「お客様の買いたい!」と思わせる仕組みを押さえることで、ショップの売上げを確実にアップさせる力を身につけましょう。

▼目次

■施策ポイント1:解析データを分析して転換率を向上させよう!

ネットショップを運営する方にとって、転換率を向上させることは大重要課題の一つです。
しかしながら、多くのネットショップでは転換率が大事だとは分かっていても、数値だけを重視し過ぎるあまり「転換率の詳細」までは理解していない運営者が多いです。

転換率の高さが重要であることは分かっていても、転換率に関する詳細を理解していなければ適切な施策を練ることも叶いません。
だからこそ先ずは、解析ツールで導き出した転換率のデータを詳しく「分析」することが必要です。
解析データの内容を細かく『分析』する作業が大事
RMSはほかにもたくさんの便利な機能が含まれています。たとえば、ショップにアクセスした人が検索した「キーワード」、アクセスした人の性別や職業、さらには職業などの「顧客属性」、いつどのタイミングでアクセスされることが多いのかを知るための「時間帯」などを分析することができます。
例えば、アパレル関連のショップではアクセスする人の多くは『ワンピース』『サルエルパンツ』などをキーワードにして検索していたことが解析データから確認できました。そして、ショップ内で特に人気のある商品に関して顧客属性や時間帯を調べたところ、女性によるアクセスが多く、時間帯は平日や休日に関わらず深夜や早朝以外では均等にアクセスされていることが分かりました。
解析データを分析すると、必ずしも顧客属性や時間帯が限定されているわけではないため、あらゆる層に新たな顧客を見出せるチャンスがあることが分かります。
以下では、購入率を上げるためにどのような工夫をするべきか説明します。
トレンドワードに合わせて商品名を工夫する
新たにお客様を増やすための改善方法として、現時点で多くの方が注目している「トレンドワードや商品は何か」ということに意識して調査をすることが大切です。
そこで取り組みたい作業が、トレンドワードに合わせて「商品名を工夫する」ということです。
商品を見た時に、オリジナル性が高くパッと見たときにどういった商品であるのかをイメージできなければ、新規のお客様からのアクセス数を増やすことは困難です。
そのためトレンドワードをチェックしたあとにお客様の目に付きやすく、分かりやすい商品名に変更するという施策をしました。
お客様がイメージしやすいコメントを追加する
お客様がショップ内にアクセスしたときに、「お客様がイメージしやすいコメントを追加する」ことも改善方法の一つです。
一つのページに情報を限定して集約してしまうと、どこから読み始めれば良いのかと、閲覧者が戸惑ってしまいます。
「お客様が見てすぐ分かるような文面を画像に追加」、「人気商品である理由を一言で表したキャッチコピーを表示する」など、誰が見ても分かりやすいコメントを追加すると効果的です。

■施策ポイント2:離脱を防ぐために商品説明を分かりやすく工夫する!

つぎに、「離脱を防ぐために商品説明を分かりやすく工夫する」という施策について解説します。
分析ツールを用いて獲得したデータからは、そのネットショップの問題点、すなわち改善できる点も導き出すことができます。
解析データをみると、アクセスはされていても「ネットショップ内での滞在時間の平均がとても短い」ということがあります。
滞在時間の短さが何を表しているかというと、それは「離脱率が高い」ということです。
離脱率が高ければ、購入してもらうまでのプロセスに到達せず、結果的に転換率を下げてしまうというマイナスの結果をもたらします。
滞在時間が短い原因はなに?お客様が知りたいことを意識する
離脱を防止するためには、「滞在時間が短く、離脱してしまう原因」について考える必要があります。
私たちは普段から欲しいものや知りたいことがあれば、ネットショップを使う、検索エンジンで調べる、ということを日常的に行っています。そうした中で、「欲しい商品が見つからない」、「知りたいことが載っていない」など、意図していることと現実があまりも違い過ぎると、平均の滞在時間が少なくなり、結果的に離脱率も高くなってしまうのです。
滞在時間を長く、そして離脱を防止するためには、お店が伝えたいことだけを商品ページに加えるのではなく、『お客様が求めていること』、『知りたいと思っていること』、『商品に対してイメージしていること』などを細かく意識した改善方法を取り入れることが大切です。
お客様が知りたいことを調査してみる
お客様が知りたいと思っている内容が、商品ページ内に含まれているかどうかを改めて見直すことはとても需要なことです。
たとえば、楽天市場で食品を探しているユーザーは
「どのような味?」、「調理方法は?」、「賞味期限はどのくらい?」、「どのくらいの量が入っている?」、「配送方法は?」、「いま注文したら何時届く?」、といったことです。
特に、これまで一度もネットショップを利用したことがない方にとっては、不安に思う点がたくさんあります。そのため、新規のお客様がより知りたいと思うことを想像して、イメージしやすい商品ページを構築することが重要です。
例えば実際に「注文~受け取り~食べる」という一連の流れを商品ページに記載すると
購入までの流れが分かり、安心して買い物が出来るようになります。

まずはお客さまと同じ立場でサイトショップを利用してみることで、「必要とされる説明の不足部分」や「分かりにくいと感じたところ」、そして「他店には負けないセールポイントや良いところ」など気づいた点を詳しく書きとめ、どのような内容を商品説明文に追加したら良いのか、分かりやすく説明するにはどうしたら良いのか、を考えてページを改善していくのが良いです。
イメージしやすいように、視覚に訴える工夫をする!
お客さまが知りたいことを調査して浮かび上がった問題点に対して、テキストだけではイメージしにくいことを『視覚に訴える』という方法で改善する方法があります。
たとえば、文字ばかりの商品で分かりにくかった部分に関しては、写真や動画を入れるなどして視覚からイメージしやすくなるように工夫する必要があります。


今回は、「転換率の向上や離脱を防止するための施策」について解説しました。
ここで紹介した施策の基本は、『解析データを分析して転換率を向上させよう!』という2つです。
これらのポイントを押さえて、定期的にそれらの施策を順番に試すことで、楽天市場内の食品関係の転換率は向上していき、離脱を防止できる、といった最高のサイクルが出来上がります。
すべてのお店にすぐ効果が見られるわけではなく、時には上手くいかないこともあるでしょう。だからこそ、同じ施策ばかりを試すのではなく、解析データを分析して改善方法を試し、その結果をみてはまた分析を繰り返し施策する…、といったように売上アップのための作業を継続し続けることが大切なのです。

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