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2020.03.25

これからの楽天内SEO対策、最新の楽天内検索対策と楽天内アルゴリズム


すべての楽天出店者の皆様にとって、売上げに直接つながる商品の検索順位はとても大切です。これまでの楽天内SEO対策は、検索エンジンのアルゴリズムに合わせたテクニックが中心でしたが、これからの楽天内検索対策は「ユーザーの検索ニーズに合わせること」が重要になります。

▼目次

■楽天内SEO対策の今と昔

楽天市場に出店している皆様にとって、楽天サーチの検索順位は、売上げに直接結びつく重要なファクターです。今までの楽天内SEO対策では、検索エンジンのアルゴリズムを理解し、そのアルゴリズムに合わせた施策を行うことが基本で、実際に効果がありました。

しかし、今までのテクニックに依存するSEOでは、検索上位を獲得することは難しくなっています。検索エンジンのアルゴリズムは日々変化していますが、最近は「ユーザーの役に立つこと」、「ユーザーの利益になること」が最優先される傾向にあります。検索エンジンとしては当たり前のことかもしれませんが、今後、楽天内で検索上位を獲得したいのであれば、ユーザーの検索ニーズにマッチした施策を行う必要があります。

以前の楽天内SEO対策
これまでの楽天内検索対策は、検索アルゴリズムを分析し、それに合わせて行う「テクニック系」の施策が中心でした。このテクニックを使った施策により「上位表示」、そして「多くの検索にかかる」ことが目的でした。

これまでの楽天内検索対策では、単純に、多くのキーワードで上位表示されれば、商品が多くの目に触れることになるので、必然的に売上げにつながりやすいという傾向がありました。商品タイトルにキーワードを羅列したような商品が多かったのは、実はそれだけでも上位に表示されやすかったからなのです。また、商品説明にサジェストワードを並べるという手法も使われました。

もちろん、キーワードを含めることが現在、楽天内SEOにおいて、まったく無効なわけではありません。以前と同様に重要です。しかし、小手先のテクニックは通用しなくなった。こういうことです。

このように、以前の楽天内アルゴリズムでは、ライティングの方法で「違い」を作ることができたのですが、この方法がユーザー(お客様)の利便性など無視していることは明白ですよね?また、テクニックによる施策が増え続けることで、特定の商品のみが上位表示され、多くの商品が検索結果の中に埋もれるようになってしまったことも事実です。

楽天は当然、ユーザーの利便性を考慮してアルゴリズムを調整します。現在、これまで常識だった「テクニック系」の施策では、たとえ上位に表示されたとしても、ユーザーが求めていない商品の表示順位はどんどん下がっていきます。

■これからの楽天内SEO対策

お話をしてきたように、楽天内検索アルゴリズムは、以前とは違い、ユーザーの行動を評価基準にするようになりました。そのため、これまでのような「テクニックで何とかしてやろう」という施策は通用しません。では、これからの楽天内SEO対策はどのように進めていけばいいのでしょうか?

ユーザー目線のSEO
これからの楽天内SEO対策は、ユーザーの目線に立って行うことが重要です。ユーザーはさまざまな検索ワードを駆使して目的の商品を探します。ユーザーの多くは、ただなんとなく楽天内をサーフしているわけではなく、目的を持って検索しています。そのため、たとえ上位に表示されている商品であっても、ユーザーはどんどん検索結果をスクロールダウン、目的に合った商品が出てくるまでクリックしてくれません。

上位表示されている商品も、クリックされる数が少なければ、その内に表示順位も下がってきます。反対に、下位に表示されている商品でも、クリックされる数が多い(ユーザーが求めている)商品は、だんだん検索上位に表示されるようになります。つまり、これからはユーザーが求めている、クリックされることを重視したSEO施策を行う必要があるのです。

クリックされるために
では、クリックされることを重視するSEO施策はどのように行えばいいのでしょうか?クリック率を上げるためには、テキストと画像により商品を的確に説明することに加え、以下のようなイメージを大切にしましょう。
商品に備わっている雰囲気(潜在的イメージ)
どの商品にも潜在的に備わっているイメージや雰囲気があります。私たちは検索エンジンを使って何かを検索する際、抽象的なイメージや雰囲気をキーワードとして使うことがあります。特にショッピングとなれば、「かわいい」、「かっこいい」をはじめ、さまざまなイメージが検索ワードとして使用されます。

商品ページを作る際、商品タイトルや商品説明は、商品に備わっている雰囲気、商品に備わっている潜在的なイメージを的確に伝えるようにしましょう。このように、すべてにおいて一貫性のあるページ作りをすることで、その潜在的イメージを求めるユーザーにクリックしてもらうことが、これからは大切になります。

商品の長所と特徴をアピールしよう
これからの楽天におけるSEO対策は、「かわいい」、「かっこいい」、「あったかい」、「ゆるい」など、その商品に備わっている潜在的なイメージを伝え、そのイメージを求めている人たちに寄り道してもらう。そんなイメージを持って行うといいでしょう。商品の「長所」と「特徴(役割)」、そして「潜在的イメージ」をページ全体でアピールします。
潜在的なイメージを伝えるための施策は、これまでのようにテクニックに頼るのではなく、商品のリスティング全体を使った、一貫性のあるページ作りです。

これまでの楽天SEOでは、キーワードやサジェストワードをタイトルや説明文に使うことで、上位表示が狙えましたが、その方法では、数多くのユーザーの検索結果に「求められていない商品」が表示されていたことは間違いありません。商品の「長所」と「特徴」、そして「潜在的イメージ」をページ全体で表現して「ユーザーにクリックされる=商品とユーザーをつなげる」、そんなページ作りを心がけましょう。

■ユーザーをミスリードしないこと

楽天に限ったことではありませんが、ネットショッピングモールにおいて、タイトルや説明でユーザーをミスリードしないことは、これからのSEOでは必須です。

たとえば、「ふんわり癒し系のクマちゃんがプリントされたかわいいタンクトップ」があるとしましょう。このような商品のタイトルに「Tシャツ」や「ロックT」などの文言が入っていることがひじょうに多いのです。タンクトップは、あくまでもタンクトップであり、TシャツでもロックTでもありません。ユーザーをミスリードしないこと。商品を正しくアピールすることが、これからの楽天SEOです。

■SEOはユーザーのために行うもの

今回は、これからの楽天内SEO対策についてお話をしてきました。現在のアルゴリズムでは、以前のようなテクニック重視の施策で結果を出すことはできません。

これからは、ユーザーの利便性を考えた、ユーザーにクリックしてもらえるようなページ作りが要求されます。キーワードにばかり気を取られ、ユーザーをミスリードするような商品ページでは、これからは売上げを作ることはできません。商品を販売する側も、商品を購入する側も、「Win Win」の関係になれることは商売の基本です。

これまでのSEOが、検索エンジンのアルゴリズムを逆手に取ったテクニックに偏重していたことは、私たちも反省する必要があるでしょう。私たちは、今一度、基本に立ち返って、ユーザー目線のページ作りでSEOを行うことが大切です。

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